通夜や葬儀の際の香典は、葬儀費用の足しに、という意味合いの濃いものです。
しかし、元々、香典と言うのは、亡くなった方へお香をお供えしてください、
という“お香代”として持参するものでした。
お香は、仏様の魂を敬い、また、お香の煙とともに仏様を送り迎えする、
といった意味があり、“お香供養”は、重要な役割を持つようになりました。
また、仏教の宗派によっては、仏様は、お香を食べて生きていらっしゃる、
と言う考え方もあるようで、そのため、仏壇に線香を毎日お供えするのだ
とも言います。
四十九日の法要が終わり、納骨も済んで、一周忌、三回忌、七回忌と
法事の度に香典を持参することになるのですが、それぞれの法事の時の
香典は、元来の“お香供養”のためのものですので、高額なお香典は
必要ありません。
四十九日以降の法事は、あくまでも親戚のみの間で行われるものですから、
お互いに気を使わずに済む金額を包むのが良いでしょう。


